完全自主制作長編映画。
クラウドファンディングで128万円を調達した
「何者でもない者たちの挑戦」がついに上映スタート!!
映画『パラレルワールド・シアター』は、 とある売れない小劇団員たちが30歳を目前に直面した現実を描く、自主制作による長編映画作品である。
学生時代から自主映画を撮り続けてきた無名無冠の監督と、そのもとに集ったスタッフ、
オーディションで選ばれた有志のキャストたちの熱意によって実現した本作品は、
撮影と並行して行われたMotionGalleryでのクラウドファンディングにて、
目標金額の100万円を上回る、128万5000円の支援を獲得。
作品の全容が見え始める前から、そのテーマと製作姿勢に少なくない人たちの共感と支持を集めてきた。
閉じていく可能性や、選べなくなっていく選択肢を前に、
もう一度だけ自分たちの未来に賭ける「まだ何者でもない」登場人物と、作り手たちの物語。
演劇や表現に携わり葛藤する人たちだけでなく、「アラサー」と呼ばれる世代の人たち、
そして「ありえた別の人生」に思いを馳せたことのあるすべての人たちに捧げる力作が、ついに完成した。
『現実』と『劇中劇』。
ふたつの物語が交錯する、アラサー小劇団の遅すぎた青春ストーリー。
東京の小劇団「クオンタムフィジックス」の主宰・佐々木は、30歳を目前に控え、グダグダになっていた劇団を立て直すために3年ぶりの本公演を打とうとする。
それは、パラレルワールドを行き来する時間旅行者たちが最後のタイムトラベルを通して破滅していく、悲しい運命を描いたSF作品だった。
しかし、相棒として旗揚げから一緒に活動してきた看板女優の中川はすでに就職。他の現役メンバーや元劇団員も、それぞれ割り切れない想いや事情を抱えていた。
商業現場との板挟み、バイトとの両立、劇団運営のスタンス、そして人に言えない恋愛模様…。
果たしてギリギリの若者たちは、失われかけていた「ありえた自分たちの未来」を、この演劇を通してつかむことができるのか?
彼らのふたつの物語が、たどり着く結末とは……。